センス不要!誰でもできるおしゃれな部屋の作り方

あなたの部屋は、本当に居心地よく感じられる空間になっていますか?毎日過ごす大切な場所だからこそ、心地よくおしゃれな空間にしたいと思うのは自然なことです。

しかし「おしゃれな部屋にしたいけれど、何から始めればよいかわからない」「センスがないから無理」と諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。

実は、おしゃれな部屋作りにはセンスよりも「基本ルール」が重要です。今回は、誰でも実践できるおしゃれな部屋の作り方を、ステップごとに詳しく解説していきます。

目次

おしゃれな部屋作りで得られる3つのメリット

心理的なリラックス効果

すっきりと整ったミニマリストの暮らし。必要なものを見極めながらつくるミニマルなコーディネートには、魅力的なメリットが多くありますと専門家も指摘するように、整った空間は心にも良い影響を与えます。

視覚的にバランスの取れた空間で過ごすことで、無意識のストレスが軽減され、よりリラックスして過ごせるようになります。

生産性と集中力の向上

おしゃれで整理された部屋は、頭の中もすっきりと整理され、集中力が高まります。特に在宅ワークが増えた現代において、居住空間の質は仕事の効率性にも直結します。

自己肯定感とモチベーションの向上

自分の手で作り上げた美しい空間は、達成感と満足感をもたらします。毎朝起きたときに「素敵な部屋だな」と感じられることで、一日のスタートが前向きになります。

基本の4ステップでおしゃれな部屋を作る

ステップ1:理想のテイストを決める

お部屋をコーディネートする前には、明確にイメージを持つことが大切です。まずは以下のテイストから、自分の好みに近いものを選んでみましょう:

ナチュラルテイスト 木材や自然素材を多用し、アースカラーが中心の温かみのある空間

モダンテイスト シンプルで機能的、直線的なデザインでモノトーンが基調

北欧テイスト 明るく温かみのある色合いで、木製家具とファブリックを組み合わせた機能的な空間

ミニマルテイスト 必要最小限のアイテムで構成された、すっきりとした洗練された空間

ステップ2:色味をなるべく絞る

インテリアコーディネートでは、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの3色にまとめるのが基本とされています。色数を抑えることで、まとまりのある洗練された空間を作ることができます。

ベースカラー(70%) 壁、床、天井などの基本色。白、ベージュ、グレーなどの中性色が一般的

アソートカラー(25%) 家具やカーテンなどの中心色。ベースカラーと調和する色を選択

アクセントカラー(5%) クッションや小物などのポイント色。空間に個性と活力を与える色

迷ったときは、モノトーン(白・黒・グレー)をベースに1色だけアクセントを加える方法が最も失敗しにくい方法です。

ステップ3:素材や質感を合わせる

色だけでなく、素材の質感を合わせることで高級感のある統一感が生まれます:

木材の質感統一 同じ樹種(オーク、ウォルナットなど)で統一し、仕上げ方法も揃える

金属素材の統一 ドアハンドル、照明器具、家具の脚部などの金属パーツを、ゴールド系、シルバー系、ブラック系のいずれかに統一

ファブリックの質感統一 カーテン、クッション、ラグの素材感や織り方を合わせる

ステップ4:面積の大きい床に色を合わせる

インテリアのカラーコーディネートを考える際、大きく印象を左右する部分が床色です。部屋の大半を占める床の色によって「明るく見える」「暗く見える」「重厚感を感じる」など、大まかなイメージが確定し、それに合わせて家具の色やデザインを決めていくと、まとまりのあるインテリアが作れるのです。

ライトカラーの床(白・ベージュ系) どんな色とも相性が良く、家具は濃いめの色でコントラストを作るか、同系色でまとめる

ダークカラーの床(濃いブラウン・黒系) ダークブラウンの床には、ベージュやブラウンを取り入れると床の暗さが薄まり統一感が生まれます。家具は明るめの色で空間の重さを軽減

ミディアムカラーの床(ナチュラルブラウン系) 最も家具を選びやすい床色で、同系色でまとめて自然な統一感を演出

部屋を広く見せる具体的テクニック

家具の高さと配置を工夫する

背の高い家具は奥に、低い家具は手前に 高さのないロースタイルの家具を選ぶことで、空間に開放感が生まれる効果があります。

  • ソファやベッドは脚付きタイプを選び、床面を見せる
  • テレビボードやサイドテーブルは高さ40cm以下に抑える
  • 背の高い本棚やクローゼットは部屋の奥側に配置

縦のラインを強調する 家具一つ一つの長辺が部屋の奥を向くように配置しますことで、奥行きが広い部屋に見せることができます。

色の心理効果を活用する

後退色で広さを演出 奥の壁には白、ベージュ、薄いグレー、淡いブルーなどの後退色を使い、手前の家具には濃い色を避けることで、奥行き感が増します。

ミラーで空間を倍増 窓の向かい側にミラーを配置して光を反射させたり、部屋の奥にミラーを配置して奥行き感を演出できます。

生活感を完全になくすテクニック

配線を徹底的に隠す

生活感を出す元凶はコンセントと配線ですとプロも指摘するように、配線の処理は部屋の印象を大きく左右します。

配線処理の基本

  • 配線ボックスやケーブルトレーでまとめる
  • モール(配線カバー)で壁沿いの配線をスマートに処理
  • 家具の配置で自然に配線を隠すレイアウトを心がける

パッケージ類を隠す・詰め替える

キッチン・洗面所

  • 調味料は統一したボトルに詰め替え
  • 洗剤類は無地のディスペンサーに移し替え
  • シャンプーボトルを詰め替え用容器で統一

リビング・寝室

  • ティッシュボックスはカバーで隠すか引き出しに収納
  • リモコン類は専用収納ボックスに
  • 雑誌や本は見えない場所に整理収納

隠す収納を重視する

一般的に推奨される「見せる収納」は、実際には高いセンスと継続的な管理が必要です。生活感を完全になくすためには:

  • 日用品はすべて扉付き収納に
  • オープンシェルフより扉付きキャビネットを選択
  • 小物類は引き出しで完全に隠す

予算を抑えてもおしゃれになる実践テクニック

プチプラアイテムの効果的な使い方

限られた予算でも、ポイントを押さえて投資することで大きな変化を生むことができます:

手軽に変化をつけられるアイテム

  • クッションカバーやブランケットで季節感や色味を調整
  • 壁紙やウォールステッカーで壁面をアレンジ
  • 観葉植物やドライフラワーでナチュラル感をプラス

統一感を重視した選び方

  • 収納グッズは同一デザインで統一
  • フォトフレームやアート類で個性を表現
  • 照明器具は複数使いでも同系統のデザインを選択

DIYで差をつけるポイント

  • 既存の家具にペイントや装飾を施して統一感を演出
  • 間接照明を手作りして温かみのある空間を作る
  • 同じ材質・色味のボックスで収納を統一

おしゃれな部屋作りでよくある失敗と対策

失敗例1:色を使いすぎる

多くの色を使いすぎると、まとまりのない印象になります。3色程度に抑えることを意識しましょう。

失敗例2:サイズ感を間違える

部屋の広さに対して大きすぎる、または小さすぎる家具を選んでしまうと、バランスが崩れます。事前に部屋のサイズを測り、適切なスケール感の家具を選びましょう。

失敗例3:照明計画を軽視する

昼間の自然光だけで判断せず、夜間の照明計画も重要です。全体照明・間接照明・作業照明を組み合わせて、時間帯に応じた快適な明るさを確保しましょう。

まとめ:継続的な部屋作りのポイント

おしゃれな部屋作りは一度完成すれば終わりではありません。ライフスタイルの変化に合わせて、少しずつ調整していくことが大切です。

以下のポイントを意識して、長く愛せる空間を作り続けていきましょう:

  • 定期的に不要なものを見直す
  • 新しく購入するものは必ず既存のものとの統一性を確認する
  • 機能性と美しさのバランスを常に考える
  • 完璧を求めすぎず、少しずつ改善していく

あなたの部屋が、毎日を豊かにしてくれる特別な空間になることを願っています。まずは今日から、色味を絞ることや配線を隠すことなど、できることから始めてみてください。

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「ミニマルで心地よい、おだやかな暮らし」をテーマに、ライフスタイルや役立つ知識、考え方などを発信。

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